紀行感想文の書き方 第2回

 今回は、仮定の修学旅行を想定しながら、より実践的に紀行感想文の書き方を学んでいきましょう。

紀行感想文を書くための基本的な手順
@日時と行程を簡単にまとめる。
※配布された資料を参考にする。
場所 東京ディズニーランド並びに東京都内
2010年9月29日(水)〜10月1日(金)
・9月29日(水)
 午前9時 新幹線JR新大阪駅を出発
 午前11時45分 新幹線JR東京駅到着 JR在来線乗り換え
 午後12時30分 JR舞浜駅到着 
 宿泊先オフィシャルホテル到着 昼食後園内へ
・9月30日(木)
 終日園内にて自由行動
・10月1日(金)
 午前8時30分 宿泊先オフィシャルホテル出発
           観光バスにて都内へ
 午前都内各所見学
 昼食後新幹線にて帰路大阪へ
A見学場所等を簡単にまとめる。
・東京ディズニーランド
 各アトラクション
・都内
 皇居周辺
 浅草界隈
B印象について実直に書き出す。
 特に東京ディズニーランドは初めてだったのですごく楽しみだった。
 大好きなキャラクターとの撮影やアトラクション等に期待していた。
 想像していた以上に園内が広くて同時にその美しさにも大変驚いた。
 心のこもった対応に触れ夢の国に関わる人たちの気持ちに感動した。

 こうして簡潔にまとめられた感想文メモをもとに、「考えたこと」「思ったこと」「感じたこと」を柱とする構想を進めていきます。そこから従業員の対応、施設内の整備や工夫、お客様を楽しませるための不断の努力などに結び付けることで、ようやく具体的な構成へと進めていくことができるのです。

八〇〇字 4構成(段落)で書き進める
1構成(段落)
 行程を簡単にまとめる
2構成(段落)
 特に強い印象を持った場所と理由(出来るだけ具体的に書く)
※各構成にひとつずつが望ましい
3構成(段落)
 2構成からの続き
4構成(段落
 良い印象を持つことが出来た背景について
 旅行に関わった人たちの対応や学んだこと
 学んだことを今後どのように活かしたいか(未来的志向)