小論文の書き方 第1回 今回から小論文の書き方について学んでいきましょう。まず、初回は小論文についての基礎知識を確認することにします。小論文を実践的に学ぶ上で、その準備段階として以下の項目を確認しておくことにします。 @普段から時事に関心を持ち、それについての自分なりの見解をノートに簡潔にまとめる。 ※新聞の社説やコラムには必ず目を通す習慣 Aノートにまとめたものをその都度整理して、今度は改めて原稿用紙にまとめ直してみる。 ※他人に見られることを意識しながらの作成 B過去の問題を分析して、それに対応するために補充した知識をノートに簡潔にまとめる。 ※論題の傾向に関する情報は必ず早めに入手 ノートにまとめる段階では、良い文章を書こうという意識を持つ必要はありません。メモをする要領で書き出してみるのがコツです。整理する段階では、メモをどのように文章にしていくのかを簡単にイメージするとよいでしょう。 原稿用紙にまとめ直す字数は、ひとつの事柄について、200字を目安にするとよいと思われます。もちろん、原稿用紙の使い方についての配慮を欠かすことはできません。 過去の論題は、早期に取り組む必要はありません。ただし、補充した知識を明らかにする習慣は必要です。新たなノートを準備して、メモをする要領で書き出してみましょう。 次回は、例題を用いながら、構想から構成へと進めていくことにしましょう。 |