志望動機・自己推薦文の書き方

 志望動機並びに自己推薦文は、入学願書などの項目のひとつとして設定される場合が多く、また字数設定についてもまちまちで、原稿用紙の形式を用いないケースが多いことから、その場合は記入欄の見本を使いながらおよその字数を割り出すことも必要になります。
 さらに、小論文とは異なり、与えられたテーマについて掘り下げるのではなく、自分自身を顧みながらそれをできるかぎり客観的に書き進めていくという工夫も必要となります。
 その準備としては、普段の文章を書く練習と並行して、志望動機や自己推薦文に必要な構想を立て、それをあらかじめ構成しておき、マニュアルを完成しておく必要があります。

入学についての志望動機の場合

構想例

@なぜその職業をまた何時選択したのかについて
 そのきっかけとなった出来事を順番に具体的に書き出してみる
⇒学部や学科、また専攻が希望する職業と一致しているかどうか
A将来に向かっての具体性あるビジョンについて
 自分自身のビジョンと志望する学校との関連性を明確に考える
Bなぜその学校(職場)を志望したのかについて
 志望する学校の歴史や特色、入学後の希望などをまとめてみる
⇒パンフレットの内容やオープンキャンパスでの印象も含めよう

構成例

@構想@のなかから決定的なことをひとつ選択する
⇒それを50〜100字程度にて文章にしておく
A構想Aについて自分自身の決意表明を文章にする
⇒読む人誰もが理解できる程度の文章にしておく
B構想Bのなかから印象的なことを幾つか選択する
⇒他校と比較して印象的なもののみを取り上げる
⇒それを50〜100字程度にて文章にしておく
※項目に分けて箇条書きにしておいてもよい

 最後に基本編にある原稿用紙の使い方を確認して、いよいよ実践的な記述が始まります。
文章は積み重ねが大切です。特に志望動機並びに自己推薦文については周到な準備が必要となります。小論文の書き方を参考にしながら、まずは普段から文章を書く努力を進めて下さい。同時に早い時期から目標を定め、構想並びに構成を立て、何度も修正を行って下さい。それらは新たな自分自身の発見にもつながります。さあ、すぐ始めてみましょう。

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