こひつじのひとりごと その114
高校で非正規教員(非常勤講師)として勤務する方のお話です。その方の父上がお亡くなりになった際の忌引中、管理職から突然携帯に電話が入りました。そこで、非正規雇用に対しては有給の忌引休暇はなく、無給となる旨を告げられたそうです。驚いたのは、そうした取り込みの最中であるにもかかわらず、お悔やみの言葉がひと言もなかったこと、内容が単に用件のみの通達であったこと、無給であること、それはそれで構わないものの、なぜその通達が錯綜する最中であったのか、愕然としたとのことです。社会常識のわきまえが完全に欠落した学校の姿がそこにあります。 先のお話、その方が愕然としたのはそれだけではありません。父上がお亡くなりになった当日、電話口に出た別の女性管理職は、欠勤理由を聞いて次のように反応したとのこと。「あっ、は〜い。わかりました。はい、は〜い」