緑の牧場 | クリスチャン井戸端会議

ようこそ、緑の牧場へ! 私はカトリック教会のこひつじです。

 私が生まれて初めて教会という場所に足を踏み入れたのは、学生時代の長崎ひとり旅の時です。
それ以前に、誰かに連れられたことがあるのかどうか、残念ながら私の記憶にはありません。
 長崎市内の小さな教会の礼拝堂に、恐る恐る、たった1人で、しかも無断で立ち入った時の、あの時の誰もいない礼拝堂の中の不思議な静寂と、 そして何かしらの後ろめたさは、今でも私の記憶の保管箱に大切に保存されています。
それから15年が経過した後、私は再び教会の礼拝堂の中にいました。今度はたった1人でなく、無断ではなく、大勢の歓迎の拍手に包まれて、私は ただ照れ臭さで、クシャクシャになってそこにいました。
またそれから数年後、今度は神様を信じて生まれ変わった私が、礼拝堂の中にいました。 そしてそこで私は、神様を長い間待たせてしまっていたことに初めて気付きました。 私が救われたのは、ただただ主の憐れみです。そしてそこには、多くの兄弟姉妹の熱心な祈りがあったことを、私は決して忘れません。
 私にとって信仰生活は、まさに格闘の連続です。何より自分自身の不信仰との格闘があります。そこにはみこころとみ赦しを錯覚する私がいます。 正直、そのような心理的格闘は、かなりの精神的疲労を伴います。
 しかし私がそのような状態にある時、主は必ず働かれます。なぜなら主は働かれるお方だからです。私のもとに兄弟姉妹を送られ、本音の交わりを つくられます。そして私は、この本音の交わりにより、新しい視点が与えられ、新しい考え方が生まれ、新しい一歩へと導かれていくのです。
 主に在る本音の交わりとは、決して誰か何かに対する誹謗中傷でなく、多角的な視点を分かち合うことにあると思います。この分かち合いにこそ、 私は主の大いなる働きを感じることができるのです。
 ようこそ、緑の牧場へ!
残念ながらお酒とおつまみはご用意できませんが(もちろん持参は自由です)、ちょっと一休みして話し込んでいきませんか。歓迎いたします。                                こひつじ
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